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肩こりが原因で起こる腱鞘炎とは

肩こりが原因で起こる腱鞘炎とは

肩こり由来の腱鞘炎

腱鞘炎というと手首の使いすぎ・指の酷使が原因だと思われがちですが、実際の臨床現場では肩こりや首の緊張が大きく関係している腱鞘炎が多く見られます。
湿布やサポーター、注射などを行ってもなかなか改善せず、長期間悩まれている方ほど、手首だけでなく肩や首に強い緊張を抱えているケースが少なくありません。

本来、腕や手は肩からつながる連動した構造です。
肩・首の動きが悪くなることで、腕全体の血流や神経の働きが低下し、その負担を末端である手首や指が補おうとします。これが結果的に、腱や腱鞘への過剰なストレスとなり、腱鞘炎を引き起こす一因となるのです。

 

なぜ肩こりが腱鞘炎を引き起こすのか

肩こりが強くなると、首や肩周囲の筋肉が常に緊張した状態になります。
すると以下のような悪循環が生じます。

首・肩の筋緊張による血流低下⇒腕全体が重く、だるくなる⇒肩や肘がうまく使えず、手首に動きを頼る

⇒手首・指に負担が集中⇒腱や腱鞘に炎症が起こる

特にデスクワークやスマートフォン操作が多い方は、猫背や巻き肩、浅い呼吸が重なりやすく、無意識のうちに肩や腕に力が入り続けています。その結果、手首を安静にしても根本原因が残ったままとなり、再発や慢性化につながるのです。

手首だけを施術しても改善しにくい理由

腱鞘炎の症状があると、どうしても痛みの出ている手首や指に意識が集中します。しかし、原因が肩や首にある場合、手首だけにアプローチしても一時的な変化にとどまることが多いのが現実です。

  1. 肩の可動域が狭い
  2. 呼吸が浅く、力が抜けない
  3. 腕全体の連動性が低下している

 

これらが改善されない限り、日常生活や仕事で再び同じ負担がかかります。
治療してもすぐ戻る、一時的に楽になるだけという方は、この全身のバランスが崩れた状態のまま使い続けている可能性が高いと言えます。

当院が考える腱鞘炎への整体アプローチ

当院では、腱鞘炎を手首だけの問題として捉えません。
肩・首・肩甲骨、そして呼吸を含めた全身の状態を評価し、負担のかかり方そのものを見直していきます。

具体的には、

  • 首・肩・肩甲骨の緊張緩和と可動性の回復
  • 呼吸を整え、無意識の力みを抜く調整
  • 腕全体の動きを引き出し、手首への負担を分散
  • 日常動作や姿勢のアドバイス

 

を組み合わせ、手首に負荷を集中させることなく動かせる身体を目指します。

強く揉んだり、無理に関節を動かす施術は行いません。
身体が本来持っている自然な動きを取り戻すことで、結果的に腱鞘炎の症状軽減につながっていきます。

 

このような方におすすめです

  • 腱鞘炎と診断されたがなかなか改善しない
  • 病院で「様子を見ましょう」と言われ続けている
  • パソコンやスマホ作業が多い
  • 手首だけでなく、慢性的な肩こりもある
  • 湿布や注射に不安がある

腱鞘炎を繰り返さないために

腱鞘炎は痛みが引いたら終わりではありません。
肩こりや身体の使い方が変わらなければ、再発する可能性は高くなります。

肩・首から整えることで、痛みの出にくい身体の使い方へ導くこと。これが当院の考える腱鞘炎ケアです。

手首の不調でお悩みの方は、肩こりという視点からご自身の身体を見直してみてください。

レイス整骨院