腹式呼吸と胸式呼吸の違いとは?

~呼吸が変わると、体はここまで変わる~

「ちゃんと息をしているはずなのに、なぜか疲れやすい」「肩こりや首のこりがなかなか良くならない」
そんな悩みを抱えている方は、とても多いです。

実はその不調、呼吸の仕方が大きく関係しているかもしれません。
私たちは無意識のうちに呼吸をしていますが、呼吸には大きく分けて
腹式呼吸と胸式呼吸の2種類があります。

この違いを知るだけでも、体への意識は大きく変わります。

腹式呼吸とは?

腹式呼吸とは、お腹(横隔膜)をしっかり動かす呼吸です。
息を吸うとお腹がふくらみ、吐くとお腹がへこむのが特徴です。

この呼吸では横隔膜が大きく上下に動くため、肺にたくさん空気が入り、
体は自然とリラックス状態に入りやすくなります。

腹式呼吸のメリットは、

  • 副交感神経が働きやすい
  • 心拍が落ち着く
  • 血流が良くなる
  • 内臓がやさしく刺激される

などが挙げられます。
赤ちゃんが眠っているときの呼吸を思い出してみてください。
お腹がゆっくり上下していますよね。
あれが、本来人間が持っている自然な呼吸です。

胸式呼吸とは?

胸式呼吸は、胸や肩を使って行う浅い呼吸です。
息を吸うたびに肩が上がったり、呼吸が速くなったりするのが特徴です。

この呼吸は、緊張しているときやストレスを感じているときに起こりやすく、
体は常に「頑張るモード」になります。

胸式呼吸が続くと、

  • 交感神経が優位になる
  • 首・肩の筋肉が緊張しやすい
  • 呼吸が浅く疲れやすい
  • 自律神経が乱れやすい

といった状態につながります。
デスクワークやスマホ操作が多い現代人は、
無意識に胸式呼吸になっている人が非常に多いのです。

腹式呼吸と胸式呼吸の違い

腹式呼吸と胸式呼吸の違いを、簡単に比べてみましょう。

腹式呼吸:お腹が動く/リラックス/回復モード

胸式呼吸:胸や肩が動く/緊張/疲労がたまりやすい

どちらが良い・悪いというわけではありませんが、
常に胸式呼吸だけになっている状態は、体にとって負担が大きくなります。

なぜ現代人は胸式呼吸になりやすいのか

理由はとてもシンプルです。
姿勢の崩れとストレスです。

猫背や巻き肩になると、肋骨や横隔膜がうまく動かなくなり、
自然とお腹を使った呼吸ができなくなります。
そこに仕事や人間関係のストレスが加わることで、
体は常に緊張し、胸式呼吸がクセになっていきます。

「呼吸が浅い」のではなく、
「呼吸が浅くなる体の状態」になっているとも言えます。

また女性は妊娠期になるとお腹が膨らみ腹式呼吸が出来ないので

自然呼吸(無意識時の呼吸)が胸式呼吸になる人が多いと言われています。

簡単セルフチェック

今の呼吸をチェックしてみましょう。

  1. 息を吸うと肩が上がる
  2. 呼吸が早く、深く吸えない
  3. お腹がほとんど動いていない
  4. 気づくと息を止めている

2つ以上当てはまる方は、胸式呼吸が優位になっている可能性があります。

まとめ

呼吸は「意識すれば変えられるもの」ですが、
姿勢や体の緊張が強いと、自分だけで整えるのは難しいこともあります。

腹式呼吸がしやすい体とは、
✔ 姿勢が整っている
✔ 首・肩・背中がやわらかい
✔ 自律神経が安定している

という状態です。

呼吸を整えることは、
肩こり・首こり・疲れやすさ・不安感の改善にもつながります。

「最近、呼吸が浅いかも…」と感じた方は、
まずは自分の呼吸に気づくことから始めてみてください。
それだけでも、体は少しずつ変わり始めます。

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