肩こりと肩甲骨の深い関係とは?

~肩を揉んでも良くならない本当の理由~

「毎日肩がこるから、とりあえず肩を揉んでいる」
「マッサージを受けると楽になるけど、すぐ元に戻る」

肩こりで悩んでいる方から、こうした声をよく聞きます。
実はその肩こり、肩そのものではなく“肩甲骨”が原因になっているケースがとても多いのです。

肩甲骨の動きが変わるだけで、
肩こりの感じ方や回復スピードは大きく変わります。
今回は、肩こりと肩甲骨の関係について、整体師の視点からわかりやすく解説していきます。

肩甲骨は「浮いている骨」

肩甲骨は、背中の左右にある大きな骨ですが、
実は肋骨の上に筋肉で支えられて浮いている状態です。

腕・首・背中・胸の筋肉と連動しながら動くため、
肩甲骨は「上半身の土台」とも言われています。

本来の肩甲骨は、

・上下

・内外

・回旋

といった動きをスムーズに行っています。
この動きがあることで、肩や首に余計な負担がかかりません。

 

肩甲骨が動かないと、肩こりが起こる理由

肩甲骨の動きが悪くなると、
本来肩甲骨が担うはずの動きを、首や肩の筋肉が代わりに行おうとします。

するとどうなるかというと、

首・肩の筋肉が常に緊張

血流が悪くなる

老廃物がたまりやすい

この状態が続き、慢性的な肩こりへとつながっていきます。

「肩がこるから肩を揉む」のではなく、
肩がこる原因は、肩甲骨が動いていないことが多いのです。

なぜ現代人は肩甲骨が固まりやすいのか

理由は、日常生活の中にたくさんあります。

デスクワークやスマホ操作

猫背・巻き肩の姿勢

呼吸が浅い

無意識の緊張やストレス

これらが重なることで、
肩甲骨は外側に引っ張られ、動きが小さくなります。

特に呼吸が浅くなると、
胸や背中の筋肉が固まり、肩甲骨の動きはさらに制限されます。
「肩甲骨が硬い」というより、
動かせない体の状態になっていると言えます。

簡単セルフチェック

今の肩甲骨の状態をチェックしてみましょう。

  1. 腕を上げると重だるい
  2. 背中に手を回しにくい
  3. 肩を回すとゴリゴリ音がする
  4. 左右で動きに差がある

2つ以上当てはまる方は、
肩甲骨の動きが低下している可能性があります。

肩甲骨を動かせば肩こりは楽になる?

 

「肩甲骨はがし」や強いストレッチを試したことがある方も多いと思います。
しかし、無理に動かすだけでは逆に筋肉が緊張し、
肩こりが悪化することもあります。

大切なのは、

姿勢を整える

呼吸を深くする

力を抜いた状態で動かす

という体全体のバランスです。
それをしたうえで肩甲骨はがしやストレッチをすることはとても効果的です。

まとめ

肩こりは「肩の問題」ではなく、
肩甲骨の動きが失われた結果として起きている症状であることが多いです。

肩甲骨が本来の位置と動きを取り戻すと、

  • 肩の力が抜ける
  • 首の負担が減る
  • 血流が良くなる

といった変化が自然に起こります。

「肩を揉んでも良くならない肩こり」で悩んでいる方は、
ぜひ一度、肩甲骨の動きに目を向けてみてください。
体は、正しい動きを思い出すだけで、驚くほど楽になることがあります。

レイス整骨院