朝起きた時に肩が重だるい…その原因は枕?

「寝たはずなのに肩が痛い」「朝から肩に力が入る」「頭痛まである」
そんなお悩みをお店でもよく耳にします。

それは枕の高さや硬さが身体に合っていない可能性があります。

人の身体は寝ている間、約6〜8時間同じ体勢が続きます。
言い換えると、1日の3分の1は枕と過ごしているということ。

 

その枕が合わない状態が続くと、首や肩に負担が蓄積し、肩こりや頭痛を引き起こしやすくなります。

枕が合っていないと肩こりが起きる理由

 

①高さが合っていない

枕が高いと、首が持ち上がり 顎が引きすぎた姿勢になります。
逆に低すぎる場合は首が反り返った姿勢になり、どちらも首周りの筋肉に負担がかかります。

理想は、立っている時と同じ姿勢が保てる高さです。
首の自然なカーブが崩れると、首の筋肉や肩の僧帽筋が緊張しやすくなります。

 

②枕が硬すぎる/柔らかすぎる

柔らかすぎる枕だと頭が沈み込み、逆に硬すぎる枕は頭が安定せず筋肉が力みます。

また柔らかすぎる枕は重心がかかっているところだけが沈み込んでしまうため、寝返りが打ちづらくなります。

重要なのは、後頭部・首・肩が無理なく支えられているかどうかです。

 

③寝返りがしにくい

睡眠中、人は一晩に20〜30回寝返りをします。
これは血流を整えたり、身体の歪みを調整したりする自然な動きです。

寝相が良すぎて起床時にベットがあまり乱れて居ないという方は要注意です。

枕が合わないと寝返りがうまくできず、同じ姿勢で長時間圧がかかるため肩こりが悪化しやすくなります。

 

 

理想的な枕とは?

 

枕選びで大事なのは、値段でもブランドでもありません。

枕そのものより「あなたの身体に合っているか」です。

理想の枕は次の条件を満たすもの。

・仰向けでも横向きでも首に負担がない

・呼吸が自然に深くできる

・朝起きた時に肩・首がリラックスしている

・寝返りがスムーズにできる

チェック方法は簡単。
横から鏡で見て、首から背中がまっすぐ一直線になっているか。

ここが崩れていると、枕選びが間違っています。

 

 

寝る前にできる「肩こり防止セルフケア」

枕を変えただけでは改善しない人もいます。
その場合は、すでに肩の筋肉が硬くなり血流が悪い状態かもしれません。

ここでは簡単ケアをご紹介します。

 

 

①肩すくめリラックス深呼吸

  1. 肩をすくめるように上へギューっと持ち上げる(3秒)
  2. 息を吐きながらストンと落とす(この時7~8秒くらいかけて息を吐き出してください)

→3〜5回繰り返します。肩周りの緊張がほぐれやすくなります。

 

 

首の付け根ストレッチ

片側の肩をリラックスさせ、反対側の手で頭を軽く横へ倒す
※強く引っ張らず、呼吸しながら20秒程度

→筋肉の過緊張が緩みやすくなります。

 

 

当院の整体では「姿勢と呼吸」からアプローチ

枕を変えるだけで改善する方もいますが、
すでに首のカーブが失われている(ストレートネック)、肩が前に巻いている、呼吸が浅いなど、身体のクセが原因で肩こりが起きている場合もあります。

当院では、

  • 呼吸を整えて力みをとる施術
  • 首・肩・肩甲骨周りの筋緊張をやさしく緩める調整
  • 正しい姿勢が続く身体づくりのサポート

を行っています。

無理に押したりバキバキしない、身体が自然とゆるむ優しい整体です。

 

 

まとめ

枕は体の3分の1時間触れる大切なアイテム
✔ 高さ・硬さ・寝返りのしやすさがポイント
✔ 合わない枕は肩こり・頭痛・朝の疲労感の原因になる
✔ 枕を変えても改善しない場合は、身体の歪みや筋緊張が背景にあることも

寝ても疲れが取れない、朝から肩がつらい方は、
枕だけでなく身体と睡眠のバランスを見直すことが改善の近道です。

レイス整骨院